2016/02/16
定員割れが続く高校の入学者を確保するため、旧帝大の合格者に最大100万円の報奨金を支給するとして話題となった鹿児島県伊佐市(隈元新(しん)市長)にある県立大口高校から報奨金制度導入後、初めて九州大理学部の合格者が出たことが分かった、と産経新聞(2/16)が報じた。同紙によれば、合格した生徒は100万円の報奨金を受け取る第1号となる。
伊佐市は大口高校への志願者減に危機感を抱き、昨年の大学入試から同校を対象に制度を導入。東京大、京都大、九州大など旧帝大と大学医学部、早慶上智など難関私大の合格者に100万円、それ以外の国公立大や準ずる私立大に30万円を交付することにした。入学金でも留学費用でも、使途が自由なことが特徴だ。同校からの九州大合格者は20年ぶりで、今春は鹿児島大や宮崎大など国公立大への合格者は現在、8人に上っている。