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初年度納付金:有名大学が値上げ気味、分野別動向・傾向ランキング

2017/11/22

 大学の学費は気になるところ。AERA dot.(11/22)が私立大の「大学初年度納付金ランキング(2016年度)」を、分野別に掲載した。文科省の調べでの、私立大の初年度納付金(入学金と授業料とを合わせた金額)の平均額は、文系学部114万3229円、理系学部150万7121円、医歯系学部は478万9736円となっている(2015年度)。『大学ランキング 2018』(朝日新聞出版)では、私立大の初年度納付金ランキング(2016年度)を、分野別に掲載している。

 それによれば、私立大は地域、大学によってその額が大きく異なる。安いのは北海道、九州、沖縄の大学が並んでいる。宗教系大学に注目すると、仏教系は初年度納付金が安め、キリスト教系は高め、という傾向がある。龍谷大、武蔵野大(以上、浄土真宗本願寺派)、駒澤大(曹洞宗)は、平均をかなり下回る。一方、キリスト教系では、たとえば、MARCHの一角である青山学院大、立教大は、他大学よりも高い。なお、キリスト教系でも藤女子大、北星学園大(以上、北海道)、西南学院大(福岡)、九州ルーテル学院大(熊本)、長崎純心大(長崎)など、北海道、九州の大学はやはり安めに設定されている。初年度納付金については、いろいろな視点から調べてみたい。

 

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