2017/01/07
山口県萩市の野村興児市長は1月6日、高校・大学への進学予定者を対象とした奨学金の支給時期を、従来の4月から入学前の3月に前倒しすると発表した。これを報じた産経新聞(1/7)によれば、市長は「入学金など入学前の金銭負担が大きい。保護者の要望に応えた」と述べた。
萩市は全国でも珍しく、市独自の給付型奨学金制度を設けている。小・中学校進学予定者に、ランドセル代などを補助する「就学援助費」と、離島から本土の高校に通う生徒への支援費も、前倒し支給する。募集・申請時期なども前倒しする。奨学金の場合、募集時期は1月~2月となる。進学先が決定していない上、進路変更なども想定される。市長は「不確定要素が多く事務作業は煩雑になるが、柔軟に対応したい」と語った。